ウディネーゼがUEFAの持続可能性マニュアルを初めて試す

イタリアのセリエAクラブ・ウディネーゼが、UEFAの「フットボールイベント持続可能性マニュアル」を初めて試すという前例のない試みを開始する。9月19日に開催されるカリアリ戦では、試合の運営に沿った環境負荷の軽減策を模索し、将来的な持続可能な実践の指針として活用する。クラブはすでに持続可能性に注力しており、太陽光発電設備を備えた「Bluenergy Stadium」や、地域の再生可能エネルギーコミュニティ「Energy in Campo」の実現など、先進的な取り組みを展開。しかし今回の試みでは、ファッション業界との連携が新たな軸となり、持続可能なサッカーの可能性を広げている。
ウディネーゼの役員は、「ファッション業界が持続可能な素材の利用を推進する動きに注目し、サッカーを介してそのメッセージを伝えるべきだ」と語る。これによりクラブは、若いデザイナーの育成にも取り組む。3年前からミラノのFashion Trustと提携し、若手デザイナーが3rdキットをデザインするプロジェクトを実施。これにより独自性のあるデザインを実現しながら、若者の起業家精神を後押しする。今回の試みは、その延長線上に位置づけられる。
試合当日の観客体験も注目。プレマッチでは選手とマスコットが自転車に乗って登場し、観客に自転車での来場を促す。また、試合当日の食事メニューにはベジタリアンやビーガンの選択肢が拡充され、地元産食材の使用が徹底されている。これらの取り組みは、単なるイベントにとどまらず、今後のクラブ運営や業界全体の基準設定に影響を与える可能性がある。
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